2013年

6月

12日

筒井洋一の「俺が訊く!」×日竎則彦 Vol.1

今回より始まりました新企画!HIBI★Chazz-Kのメンバーがざっくばらんに音楽について語り合います。

今回はHIBI★Chazz-Kのリーダー、日竎(ひび)則彦とテナーサックスの筒井洋一が対談!

謎のベールに包まれたひび則彦の音楽人生に筒井洋一が迫ります!

題して

ひび「いやー、なんか気恥ずかしいですがよろしくお願いします。」

 

筒井「よろしくお願いします。では早速だけど、サックスという楽器を意識したのはいつからなの?」


 ひび「サックスを意識する以前に、音楽家になりたいと思ったのは小学校6年生の時。まずフォークギターを買ったんだ。最初は歌手になりたかったんだよね。それで、中学校に入ってビートルズを聴いて、自分でもギターを弾いてっていう風な感じで。中学三年間は、ま、ビートルズだけじゃないけど、色々聴いてバンドをやろうって思ったり、自分で曲を作ったりとかはしてたんだ」

 

筒井「曲を作るって凄いね!」

 

ひび「まあ、たいした曲じゃないけど(笑)それで中学三年の時にビートルズから始まってR&Bとかロック色の強い音楽に惹かれてブルーススプリングスティーンやジャクソンブラウンなんかが好きになってね。彼らの曲にサックスが使われているのはなんとなく耳にしていたんだよね。でも高校に入るまではその程度で、楽器としてサックスのことは意識はしていなかったんだよ。それで高校に進むと軽音楽部に入りたくってね。ギターも弾いていたし歌手志望だったから。でも入った高校に軽音楽部が無かった。で、閃いたんだけど「ブルーススプリングスティーンの曲にサックスが入っているよなあ、サックスをこんな風に使うやり方もあるのか」って思ったんだよ。僕は将来歌手になるけど、ここでサックスを吹けるようにしとけば、歌の合間にサックスを吹けるわけで、結構イイんじゃないかな、って思ってね(笑)これがサックスを意識したきっかけ」

 

筒井「うわー、これは衝撃の発言だね〜。歌手になりたいがまずあって」

 

ひび「そうそう。歌の間奏でサックスを吹きたい。それならサックスが吹けるようにしなければならない、サックスはどこで覚えられる?ブラバンだ!ってんで吹奏楽部に入ったんだよね。それでせっかく吹奏楽部に入ったんだから色んなサックスを聴いてみよう、ってなった時にテレビで渡辺貞夫さんの演奏を聴いたんだよね。ちょうど僕自身もサックスも真面目に取り組んでいたところだから、うわ〜、こんな音楽もあるんだ、ってビックリして。それまでジャズは聴いたことがなかったからね」

 

筒井「その頃聴いてた渡辺貞夫さんはストレートなジャズじゃなくて、フュージョン色の強い頃?」

 

ひび「そうだね。でももうオレンジエクスプレスのかなり後だったなあ。貞夫さんがリチャードティー、スティーヴガッドやウィルリーなんかとやってた頃の演奏をよく聴いたね」

 

筒井「渡辺貞夫さんの曲はポップだしソロもメロディックでとっつきやすいけど、聴けば聴くほど大人の音楽をやっていたよね」

 

ひび「その通り!渡辺貞夫さんからどう影響受けたかというと、まず貞夫さんのポップな、聴きやすいところが好きになったんだ。でも貞夫さんの音楽のルーツはジャズだから、貞夫さんの音楽を紐解くと、チャーリーパーカーのビバップやその後貞夫さんが影響を受けたブラジル音楽にいき着くわけなんだよ。だから僕は渡辺貞夫さんを通して初めてジャズのトラディショナルなスタイルを知り、それを意識することができたんだよね」


 どーですか皆さん!私(筒井)も驚くひび則彦衝撃の新事実!音楽家を目指したのは小学校6年生!早っ!この場では話題に出ませんでしたが、彼は幼少の頃からピアノを弾いていたそうです。音楽的に早熟なのはそのためかも。

 

それに何とひび則彦は歌手を目指していたんですよ!しかも歌って間奏のところで自らサックスを吹く、そのためにサックスを始めたそうです。うーん、美味しいところを独り占め、ですね。ひび則彦というサックス奏者はジャズでももちろん素晴らしいプレイをしますが、同じようにポップスの伴奏も素晴らしい。楽曲にマッチしたソロや絶妙なオブリガートには定評があります。最近では広瀬倫子さんのサポートでレコーディングに参加。間奏で完璧なサックスソロを吹いています。同業者である私は、ああ、ホントに上手いなあ。なんでこんなに完璧に吹けるんだろう、と思っていたのですが今回の対談で疑問が解けました。彼は歌手の心がわかるんです!だって自ら歌手を志していたわけですからね。

さて次回はさらに彼のサックス人生を掘り下げちゃいます。     乞うご期待!

※文中に出て来たひび則彦に影響を与えたミュージシャンの作品から彼オススメの一枚を紹介します。

「BORN TO RUN」(明日なき暴走)
BRUCE SPRINGSTEEN


ブルーススプリングスティーンの3rd アルバム。説明不要の名盤。ウディガスリーやボブディランなど、アメリカのトラディショナルなフォークシンガーの系譜で語られるべきアーティストです。フェンダーテレキャスターを抱えたジャケがカッコイイですね。彼のバンド、E ストリートバンドのクラレンスクレモンズは80 年代を代表するR&B 系のサックス奏者です。豪快なブロウが持ち味でローリングストーンズのツアーにも参加しておりました。

「オレンジ・エクスプレス」
渡辺貞夫


渡辺貞夫1981 年発表のアルバム。これも説明不要の名盤。アフリカンテイストも取り入れた作品です。当時すでにビッグネームだった渡辺貞夫さんが意欲的に新しいジャンルにチャレンジしている姿はただただ凄いの一言です。オレンジエクスプレスは演奏してみればわかるけれど、ウラの取り方が独特で、軽さと重さが同居した独特なグルーヴの楽曲です。タイトル曲の「オレンジ・エクスプレス」はHIBI★Chazz-K のレパートリーでもあります。

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    ゴルゴsax teen (木曜日, 20 6月 2013 16:07)

    はじめまして!!

    すごくおもしろかったです!!

    また更新してもらいたいです(^^♪

  • #2

    まっくす (火曜日, 23 12月 2014 13:06)

    はじめまして
    銀座 山野楽器の前での、皆さんの演奏を聴き、SAXを吹ける様になりたいなぁ〜と思いました(^^)